キヌアの栄養価・栄養成分について
南米産の食材で、日本国内でも今注目されているキヌアは、お米や他の雑穀と比較しても栄養価が極めて高いことで知られています。
お米とキヌアを比較すると、100gあたりのエネルギーはキヌアが約344kcalでお米は約356kcalと、キヌアのほうが低カロリーです。
100gあたりに含まれる水分量はキヌアが約11.5gでお米は約15.5g、タンパク質の含有量はキヌアが約13gでお米は約6gと半分以下の数値です。炭水化物の含有量は、キヌアが約69.6g、お米は約77.1gです。
キヌアとお米についてミネラルの含有量など栄養成分で比較すると、とくにカリウムが多く含まれていて、お米は約88mg、キヌアは約531mgです。この他に小麦やひえ、あわ、きびなどの雑穀と比較しても、このようにカリウムが多く含まれた食材はキヌア以外には見当たりません。
キヌアの栄養成分
健康を維持していく上で、カリウムは必要不可欠な成分であり、心臓や筋肉機能をほどよく調整する働き、そして細胞内液の浸透圧を一定に保つ働きをしています。
ミネラルではカリウムの他に、亜鉛・鉄分・マグネシウム・カルシウムが豊富に含まれており、ダイエットと健康をしっかりサポートしてくれます。
キヌア特有の栄養素として、サポニンとフィトエストロゲンと呼ばれる成分が含まれています。フィトエストロゲンとは、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きを持つとされる成分で、とくに更年期の女性には必要不可欠な成分ですね。
栄養が豊富で低カロリーな食材・キヌアを、ぜひ毎日の食生活に取り入れてはいかがでしょうか。